東日本大震災支援

2017.09.12

石巻 児童クラブの夏まつり2017

◆子どもパワー全開!

仙台市内から車で約2時間の石巻市。震災から6年たった現在でも仮設住宅が整然と並び、建設途中の堤防が海岸沿いにずっと続いていて、6年前にあったはずの人びとの生活はいまだ元の状態を取り戻せずにいます。

今回夏祭りを実施した万石浦小学校の一帯も大きな被害を受けました。震災後にひとり親家庭や共働きの家庭が増えたことで学童クラブに通う児童数も増えています。今回は3つの学童クラブから子どもたちが参加し、夏の暑さをも吹き飛ばすくらいの盛り上がりを見せてくれました。

開会の言葉でいよいよお祭りスタート!まずはウォーミングアップに歌を歌って体も心も温めます。子どもたちみんなでトトロの「さんぽ」、そしてドラマで有名になった「恋ダンス」を元気に歌い、事前に練習してきてくれた5・6年生がキレッキレのダンスを披露してくれました。まだ身体の小さい1、2年生も一生懸命身振り手振りをして踊ってくれていたのがとても微笑ましかったです。

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 次はチーム対抗戦のゲームを行いました。10分間の「直立不動大会」ではさっきまでの元気いっぱいな姿からは一変して、体育館中に静けさが広がり、夏風が心地よく子どもたちの間を通り抜けていきました。

今回の夏祭りには、静岡県内から仏教婦人の会「無憂樹の会」や曹洞宗青年会のお坊さんも駆けつけてくださいました。無憂樹の会のみなさんは昨年同様、静岡のおいしい煎茶を子どもたちに提供してくださり、普段あまり飲むことのない本格的なお茶のうまみ・甘みを味わいながらリラックスした様子で静岡の「ばっぱ」たちとの時間を楽しんでいました。

2017natu2.JPG2017natu3.JPG お坊さんのコーナーでは、風鈴の絵付け講師の先生の指導の下、風鈴にそれぞれが思いおもいの絵を真剣な表情で描いていました。出来上がった作品を手に子ども同士で見せ合ったり、親御さんや先生のもとに駆け寄って自慢げに見せたりしていました。

その他、バルーンアートやかき氷、みそおでんなどのコーナーも大盛況で、かき氷をおいしそうに頬張る姿や、刀やお花の形をしたバルーンを両手いっぱいに握りしめて広い体育館の中を元気に走り回る子どもたちのはつらつとした姿に、参加していた大人たち全員が笑顔とパワーをもらいました。


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 お祭りの最後は毎年恒例のすいか割り。今年は1年生が子どもたちの代表として炎天下、お兄さんお姉さんたちの「もっと左!」「行き過ぎだよ!」という声援に応えようと、汗をかきながら一生懸命棒を振り回していました。

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◆子どもたちの笑顔を復興の力に

今回の夏祭りでは、子どもたちの「子どもらしい」一面をたくさん見られたこと収穫であったと思っています。あれほどの震災を経験し、大人でさえ不安を抱えて生活している中で、自然と「大人らしさ」や「いい子」でいることを身に付けていった子も数多くいることでしょう。

だからこそ子どもたちが思いきり走り回り、大声を出し、感情を思う存分表出できる場を、地域を超えて作っていくことが重要だと思います。参加してくださった保護者の方が「子どもたちのためにやっているはずなのに、終わってみると私たちがパワーをたくさんもらっているんです。」とお話ししてくださいました。子どもたちが「子どもらしく」笑顔で過ごせるように、そしてそのことが周囲の大人たちや地域、東北全体の復興の力につながることを祈るばかりです。

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石巻 児童クラブのクリスマス会開催!
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