災害緊急支援

2015.11.19

ネパール大震災支援活動報告

 全人口の半数が、18歳以下の子どもであると言われるネパール。2015年4月25日に起きた大震災では、9千人近くが犠牲となり、その約3割が子どもだったと報告されています。
 震災から半年以上が経った首都のカトマンズでは、崩れた建物が片付けられ、避難所の数も減り、徐々に震災前の落ち着きを取り戻しつつあります。
 しかし、郊外や山岳地帯などでは、貧困地域を中心に、壊れた家を修復することのできない家庭の子どもたちが、未だテントでの避難生活を送っています。
 全青協では震災直後から、過去25年にわたりネパール国内で子どもの人身売買、児童労働、虐待の撲滅に取り組んできたNGO、CWIN(Child Workers in Nepal Concerned Center)と共に、被災した子どもたちの支援に取り組んできました。CWINは現在37の地域で復興支援活動にあたっています。震災から時間が経過した今、支援の中心は物的な側面から心的なものへと変化しつつあります。
 去る7月・8月には、CWINの要請に応えて、全青協スタッフがカトマンズの本部を訪問し、全国から集まったスタッフを対象に、子どものためのトラウマケア講座を開催しました。
 ネパールでは、震災後のトラウマという概念が根付いておらず、講義とワークショップを通じてスタッフ一同がトラウマに対する認識を新たにしていました。トラウマに対して適切に対処すれば、PTSD発症を防止できることを実感し、参加者はそれぞれの活動地域へと戻って行きました。
 全青協は今後もCWINと協働しながら、いま子どもたちが最も必要としている支援活動を行っていきます。また、カトマンズ郊外にある小児専門病院"Siddhi Memorial Hospital"を通じて、子どもたちの医療支援にも取り組んでおります。多くの方々に、被災した子どもたちへ思いを馳せて頂きたいと願っています。

ネパール大地震子ども救援募金のお願い 被災地の子どものこころのケア ―トラウマケアのあり方について知る
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