寺子屋ふぁみりあ

2010.09.29

ひきこもり当事者の体験から

池田太郎氏の講演

9月例会・後半は、お二人のひきこもり経験者を招いて、当事者の体験談を話していただきました。

30代前半のPさんは、中学時代から不登校になり、大学を卒業された後、新聞記事でひきこもり当事者向け自助グループの記事を知り、その後はグループの活動に、積極的に参加していらっしゃいます。

「立ち直りのきっかけは、ほんの些細なことだと思います」

20代前半のZさんも、中学時代から不登校になり、何をしても楽しくない気持ちで過ごしていました。その後、インターネットで支援団体を検索して足を運び、現在は介護の仕事に関心をお持ちです。

「回復には、本人が自分から(支援団体等へ)行こうという気持ちが重要でしょう」

<参加者からの質疑応答より>

Q1.自分の気持ちが一番厳しかった時は、どんな感じでしたか?

Pさん:無力感。何をしてもどうせ否定されるだろうと思った。どうでもいいという気持ち。それでも、明日起きて学校に行かなければとは思った。
Zさん:自分がいなくなったら、家族は楽なのではないだろうか。支援の場が無いと厳しかった。でも、自分がいなくなったら家族は悲しむと思った。

Q2.子どもとのコミュニケーションは、どうすれば成り立つでしょうか?

Pさん:「親」としての物言いをしない。同じ悩みを持つ対等な「個人」として接することが重要だと思う。
Zさん:共通の話題を展開すること。親が子を思う気持ちはなくならないから、あきらめないでほしい。

Q3.両親の接し方は、どのように変化していきましたか?

Pさん:全く変わっていない。
Zさん:ほとんど変わっていない。


今回、Pさん、Zさんの体験談は、非常に聞きごたえがあるもので、質疑応答やその後のグループセッションでも、活発な意見が親・子双方で飛び交い、大変参考になることばかりでした。Pさん、Zさん、貴重なお話をありがとうございました!

東京都のひきこもり支援事業「コンパス」 特別プログラム・伝法院
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