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2022/01/17

―子どもたちに豊かな地球をつなぐキャンペーン-「2021年度全青協指導者研修会 いのちの共生を考える-パネルシアターによる環境教育」を開催しました

 全青協では、1月17日に、東京グランドホテル(曹洞宗檀信徒会館)にて、「2021年度全青協指導者研修会」を開催いたしました。(公益財団法人全国青少年教化協議会主催、公益社団法人全日本仏教婦人連盟および公益社団法人日本仏教保育協会共催)
研修会では、淑徳大学教育学部教授であられる藤田佳子先生を講師に招き、パネルシアターを使って子どもに環境の大切さを伝える方法を学びました。
パネルシアターとは、不織布のパネルに布で作った絵人形をくっつけたり裏返しにしたりして、物語を展開するものです。浄土宗西光寺のご住職であられる古宇田亮順先生が考案され、幼児教育や法話などに幅広く活用されています。

講義内で、藤田先生は、環境問題が深刻化する中で、子どもたちへの環境教育により、「環境に対する豊かな感受性・見方や考え方」「環境に働きかける実践力」を育成することが大切であることをお話くださいました。また、生物多様性や地球温暖化、プラスチックごみによる環境汚染などの問題を、クイズ形式で共有しながら、さらに、SDGsの取り組みについてもわかりやすく解説くださいました。



講義に続き、藤田先生は新作パネルシアター「地球を笑顔に!SDGs」を実演下さいました。これは、「子どもたちに豊かな地球をつなぐキャンペーン」における、いのちのつながり合い、共生を意識しながら、人と自然、そして大切な地球を子どもたちのために守っていこうという主旨に基づき、藤田先生にご考案、ご制作をいただいた作品です。雨から生まれた水のこども「しずくちゃん」が語り部となり、「手を洗うときや歯ミガキをする時には水を止めて、水道水を大切に使うこと」「お魚が海のマイクロプラスチックを食べてしまわないように、お買い物の時にはエコバックを使うこと」など、身近なことから実行できる環境へのやさしい取り組みについて、大きな身振りと明るい笑顔で演じて下さいました。

 ワークショップでは、実際に、3班にわかれて、「地球を笑顔に!」を作成し、台本をもとに、参加者のみなさんによる実演の実践が行われました。
 神全青協常任理事は、研修会にて、「環境問題は待ったなしの状態にあります。藤田先生が、パネルシアターのしずくちゃんの物語内でもお伝えを下さいましたが、温暖化などは人間が原因となっています。我々が未来の子どもたちへの加害者になることはあってならない。すべてはつながりあっていることを、より多くの人に伝えていただきたい。」と話しました。

最後には、藤田先生にブラックパネルシアターによる「世界はひとつ」「花火」を実演いただき、幻想的なパネルシアターの世界に誘われ、たくさんの感動を授かりました。

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