正力松太郎賞

2013.05.01

第37回正力松太郎賞 受賞者が決定いたしました!!

昨年9月から12月まで公募いたしました「第37回正力松太郎賞」の受賞者が、3月13日に開催された選考委員会にて決定いたしました。
今回は、本賞2件、青年奨励賞1件、そして今回のみ設置された震災支援功労賞として6件が授賞となりました。
青少幼年を取り巻くさまざまな社会問題が取り沙汰されている昨今、青少幼年とともに、ひたむきに仏教の示す生活を歩んでいる活動者を広く紹介することは、教育や保育の現場に一つの指針を示すことにもつながります。
地道なご活動の中で子どもたちを育み、その心に仏教の種をまいてこられた受賞者に敬意を表するとともに、ひとりでも多くの仏教者が後に続くことを願ってやみません。

正力松太郎賞 本賞

今里 晃玄さん(香川県坂出市/浄土真宗本願寺派教専寺住職)

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今里晃玄さんは、大学在学中より日曜学校指導者として活動しつつ、大正時代より続く教専寺日曜学校を継承し、指導者として50年以上の長きに亘り多くの子どもたちを育んできました。年間50回、毎週開催されている日曜学校では、幼稚園児から小学校高学年まで多くの子どもたちを集め、子どもたちの信仰心と生きる力を育んでいます。 また一人でも多くの仏の子どもを育てるため、日曜学校指導者の育成にも力を注ぎ、教化の輪を全国に広げています。

宇野 全匡さん(山形県北村山郡大石田町/曹洞宗地福寺住職)

宇野全匡さんはおよそ40年の長きに亘り、地福寺日曜学校や若者塾「寺子屋」・家庭教育意識集団「青年塾」の開講など、仏教精神に基づく青少年教化活動に尽力してきました。一方で、非行や家庭内不和など、さまざまな課題を抱える青少年を家族として地福寺に受け入れ、寝食を共にしながら自立と自律を促す「里親」活動や、ネパール・ズビン村の若者を私費で毎年招聘し、農業・教育・技能発掘指導等を行って母国に帰すというネパール困窮地域支援の活動にも取り組んでいます。

正力松太郎賞 青年奨励賞

大河内 大博さん (大阪府大阪市/浄土宗願生寺副住職)

第6回目となる青年奨励賞を受賞した大河内大博さんは、生きている間に必要とされる仏教のあり方を模索しようと、2001年より、ホスピスや病院で死を間近にした人に寄り添うターミナルケアの活動を開始しました。
ボランティアとして各地の病院を訪問してこころのケアを行うほか、有志と共に、仏教を基盤としたターミナルケアを行う僧侶を育成するなど新たな実践者を増やす一方で、青少年問題や自死問題など世の「苦」に対応する仏教者のネットワーク作りにも力を注いでいます。

正力松太郎賞特別賞 震災支援功労賞

  • 石原 顕正さん(日蓮宗立本寺住職)
  • スジャータプロジェクト(代表 渡辺 光成さん/臨済宗建長寺派地蔵院住職)
  • 上伊那仏教会青年部(代表 岸 浩成さん/曹洞宗常光寺住職)
  • 浜○かふぇ(代表 柳内 悦大さん/浄土宗良善寺副住職)
  • Terra Net(代表 堀 眞哲さん/浄土宗眞福寺副住職)
  • Cafe de Monk(代表 金田 諦應さん/曹洞宗通大寺住職)

震災支援功労賞には、以上1氏5団体への授賞が決定いたしました。

第36回正力松太郎賞 受賞者が決定いたしました!! 第38回正力松太郎賞の受賞者が決定いたしました!!
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