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―緊急提言!!―

「宗教と教育」を考える

◆宗教教育についてのさまざまな議論
 近年、公教育における宗教教育の必要性が、さまざまな場で取りざたされています。低年齢化する少年犯罪の原因を宗教情操教育の欠如に求める意見さえあり、宗教教育の果たす役割についてさまざまな形で議論が進んでいます。

 ここでは、戦後の教育指針となってきた教育基本法の改正(改悪?)という政治的な動きを取り上げながら、宗教教育の役割と可能性について数回に分けて考えていきます。

 また、後段では、一見無関係とも思える有事法制についても言及しながら、子どもたちの豊かな未来の実現について思いを深めていきたいと思います。

Vol.1 教育基本法の改正

Vol.2 誰が宗教を教えるのか?

Vol.3 子どもたちを戦場へ送り込まないために

◆今求められる「正見」
 さて、もうおわかりの方がおおぜいいらっしゃることと思います。「有事法制の成立」と「教育基本法の改正」、これらは戦争ができる国造りをするためのシステム作りの一環です。ひとつのコインの裏表なのです。前者は物やシステムなど、いわばハード面に関する法律作り、後者は「心」というソフト面に関する法律作りと言えるでしょう。

 有事法制によって、いくらシステムを作っても、それに従う人間がいなければ机上の空論になってしまいます。教育基本法改正案の中では、「愛国心の宣揚」や「宗教情操教育の義務化」などを明文化しようという動きがあります。ここで言う「宗教情操教育」には、戦前戦中の天皇を中心に据えた国家神道も含まれてくる可能性もあります。子どもたちに愛国心を幼いころから植え付け、日本の一部の文化や伝統を守るために、自ら進んで戦地に赴くことのできる人作りを今まさに国は進めようとしているのです。

 愛国心については、すでに小・中学生に配布されている「心のノート」のなかでうたわれ始めています。私たちの知らないところで、また、気づかせないように事は着々と進行しているのです。子どもたちへのマインドコントロールはすでに始まっています。

 お釈迦さまは、人の生きる道として「八正道」を説きました。その冒頭に挙げられるのが「正見」です。この世のすべての物事を、縁起という真理にのっとりながら、我執を捨て自然無為に見ていくことです。目先のことに執われずごまかされず、今起こっている出来事を一つひとつ正しく見ていく努力が私たちに今求められています。

 そして、「正見」に基づいた正しい行い「正業」も――。(J)

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