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―第29回正力松太郎賞―

■受賞者が決定いたしました!!
 昨年8月から同12月まで公募しました「第29回正力松太郎賞」の受賞者が、3月11日に開催した選考委員会で決定されました。

 今回は、下記の2名に授賞が決定いたしました。
 寺院での子ども秋活動が衰退する中で、仏教が現代の子どもたちにどのようにアプローチしていけるかが問われています。今回の選考は、そのような現状を踏まえつつ、改めて基本的な活動を見直す結果となりました。
 長年の地道な活動の中で、子どもたちの心の中に多くの仏教の種をまき、育ててきた受賞者に敬意を表するとともに、一人でも大勢の仏教者が、後に続いてくれることを願ってやみません。。

★小島昭安師 (静岡県・曹洞宗永源寺住職)
 小島昭安さんは、真の人づくりは仏教的情操教育以外にはありえないとの考えの下、昭和23年から「子ども会」を開設。昭和29年には「永源寺日曜学校を開設しました。43年からは、全国に先駆けて2泊3日の「子ども禅の集い」を開設し、坐禅を中心にすえた多彩なプログラムによる教化活動を展開してきました。
 さらに、自坊だけでなく全国各地で、口演童話や紙芝居・人形劇・手品・絵話し・ゲームなどの児童文化財を駆使して、バラエティに富んだ児童教化活動を長年にわたって継続展開しています。
 このように、「次代を担う子どもたちに広くお寺の門戸を開き、心の豊かさを培い、こころを鍛える場を提供したい」とも思いから、さまざまな教化活動を精力的に展開してきた点が高く評価されました。

★諸橋精光師(新潟県・真言宗豊山派千蔵院住職)
 諸橋精光さんは、美術を学んだ経験を寺院の中で生かしたいと模索する中で、仏教説話と出会い、これを絵本や紙芝居にして実演する活動を昭和57年ごろより始めました。自坊の「子どもまつり」や各地での超大型紙芝居の実演や、仏教説話絵本の制作・ギャラリーでの個展開催などを通して、絵を使って仏教をわかりやすく楽しく説こうと、幅広く創作・表現活動を展開しています。さらに、紙芝居の魅力と可能性を広めるために、地域の小学校などで大型紙芝居の制作実演指導にも携わっています。
 このように、現代の子どもたちに、日本独自の表現形式である紙芝居などを用い、仏教による情操教育および芸術活動を長年に渡り方面で実践してきた点が高く評価されました。