|
■平和を学び・考え・願う
青年仏教者の集い
◆万灯法要
この日の参加者や、6日に行われたSoZoフェスタの参加者から、この日の法要のために、あらかじめ献灯が捧げられていました。
平和への祈りや思いが託された、およそ500個のろうそくが参道に並べられ、順次点火されていきました。暖かな色の灯りが常円寺の面する青梅街道からもよく見え、帰路をたどる新宿の人々にも、平和への思いを共有してもらえたようでした。
ろうそくの灯る中、3回忌追悼法要が営まれました。参列者全員で三帰依文をお唱えした後、表白(法会の趣旨を仏前と参列者に告白する文章)が読み上げられました。
《表白》
敬って ブッダのみ前に申しあげます/
ここに 2001.9.11テロ犠牲者や
アフガニスタン・イラク戦争等
憎しみと暴力の連鎖による多数の犠牲者を偲び
哀悼の意と非戦の誓いのもとに
3回忌法要を厳修致します/
思えば人は 殺し合いの歴史を繰り返してきました
時に 自らの欲望を神仏の名を借りてまで正当化し
他を有形無形の暴力をもって
踏みにじる性を持ち合わせております
そして人は 報復を抑える理性を持ちつつも、
感情に流され暴力を肯定してしまう
悲しい生きものであります/
「どんなものも いのちは愛おしい
我が身に引き比べて 殺してはならない
殺させてはならない」
とは原始仏典の一節であります。
暴力のない そして 暴力に対処するための
兵も武器も必要ない世界
それは 自らの悲しい性を見つめ・気づき・目ざめ・
他者と手を取り合っていくところから
始まるに違いありません/
暴力のない平和な社会を
ただ祈るだけでなく 願いをもって実現して参ります/
暴力の連鎖がとどまらずに続く今こそ
その道を歩んで参りますことを、
敬ってブッダのみ前に誓って申しあげます
そして、慈悲経(メッタスッタ)を、お釈迦さまの時代の言葉に近いパーリ語と日本語とで読経しました。「すべての生きとし生けるものよ幸いなれ」という言葉が繰り返されるこのお経は、また「怨みを捨て、敵意を捨て、すべての生きとし生けるものに対して慈しみのこころを起こすべし」とも説いています。参加者それぞれが、そこに説かれた教えを味わいながら、平和への思いを強くしました。
最後に、2年前、ハイジャックされた最初の飛行機がニューヨークの貿易センタービルに衝突した時刻(現地時間午前8時46分/日本時間午後9時46分)に合わせて常円寺の鐘が撞かれ、新宿の高層ビル街に平和を願う鐘の音が鳴り響きました。参加者は一様に目を閉じ、それぞれに祈りと願いを鐘の音に託しました。
|